加子母公民館で開催された令和元年度加子母地区市政懇談会を傍聴しました。年に1回開催される会だそうですが、私が傍聴するのはこれが初めてでした。中津川市からは青山市長を中心として各部の部長が、一方加子母地区は区長会、むらづくり協議会の各分科会、NPOかしもむらから代表等が出席し、加子母の現状報告や陳情、質問や意見交換で大いに盛り上がりました。

中でも私が所属するむら協教育分科会(別名・加子母教育協議会)による「義務教育学校」の話に至ると、議論のボルテージは最高潮に。地域の教育という加子母の今後を左右する大切な議論に対して市の教育委員会の姿勢が消極的であるという指摘を青山市長が不服とし、この類の懇談会では珍しいほど感情的な議論に発展しました。加子母には加子母の存続の危機感があり、また青山市長には市政にかける情熱と自負がある。市長が市民の声に耳を傾けていてもそれが市の担当者の具体的な姿勢に反映されていないため、市長と加子母住民の情熱のすれ違いを生んでいると思います。
そんなこんなで、終わってみれば終了予定時刻を大幅に超える熱い懇談会となりました。年に1回の開催では会議のための会議で終わってしまいそうです。せっかくなんで年に数回開催すれば更に有意義な議論ができることと思います。
中島 大地