今年度の第1回教育協議会理事会に出席しました。先月出席した協議会には新年度のPTA本部役員として招かれたわけでしたが、今回は理事としての出席でした。本人の知らない内に理事になっているなんていうのはこの地域ではよくある話で、また教育とPTAの性質上どちらも知っておくのは理に適ってますし、この際別段ムキになることでもなく。
今回は今年度最初の理事会として、教職員の歓迎会等の議題もありましたが、やはり一番時間をかけたのは前回に引き続き「義務教育学校」の議論でした。会長の中島千秋さんが「加子母の教育の未来について」と題してまとめてくれたお考えを基に熱い議論が交わされました。

今晩の出席者の半分以上が加子母への転入者、いわゆる“よそ者”で、加子母の小・中学校の教育のあり方を初めて知った時にはその素晴らしさに驚いたそうです。実は私もここ数年「加子母教育の日」や域学連携等を通じて、加子母住民の教育に対する熱意に驚いています。
地域・学校・保護者が一体となった加子母の教育、また小学校と中学校が連携した加子母の教育はとても貴重であり、その利点を少子化による小・中学校の統廃合の波の中でどのように生かしていくかは地域を挙げての課題です。その実現方法の一つとして「義務教育学校」があります。
これほど大きな方針が数回の会議で定まるわけではなく、また教育協議会だけで決定できるわけでもなく。その改革には時間と労力と、何よりも熱意が必要です。加子母の教育のあり方が、そしてそれに向き合う住民の姿勢が、今後の加子母を占う鍵になるような気がしてなりません。
中島 大地