昨日、岐阜県立森林文化アカデミーの辻充孝准教授が講師を務める6回講座「パッシブデザイン設計法」の第2回を受講しました。第1回からすでに1ヵ月が経過しているとは、光陰弾丸の如しです。

第2回は断熱性能に関して。午前の部ではまず断熱性能の概論を。建物の高断熱化と健康の関係や日本の指針に関してを復習。
・ 耐震性能は約8割が現行基準程度。温熱性能は9割が未達成。
・ 日本の省エネ基準は"人の健康を維持する最低レベルの基準"。
・ ヒートショックによる死亡者数は交通事故のそれの約3倍。
・ 日本の死因割合は心疾患、脳血管疾患、肺炎が多く、建物の高断熱化により大幅に改善される。
・ 衣服を脱いで寒さに対して無防備にる浴室でのヒートショックは特に要注意。
・ 熱中症による救急搬送の内3割以上が住宅内で発生している。
・ 日本人の平均寿命は世界トップレベルだが、健康寿命はそれほどではない。
・ 2020年に省エネ基準が義務化になれば、HEAT20等の民間基準がその上の国の指針になるかも。
・ 低断熱住宅ではアレルギーや肺炎の原因となるカビが発生しやすくなる。
午後は主に外皮計算の演習等々。全く初めて聴く内容ではありませんでしたが、こうやって一から何度も繰り返して学ぶことが私には必要です。そしてもちろん復習も。何とか落ちぶれないように着いて行きたいと思います。
中島 大地