10・11日は、すっかり恒例となりました「地球の会」主催のベンチマーク勉強会で相羽建設さんへお邪魔させて頂きました。相羽建設さんと言えば「木造ドミノ住宅」で有名な東村山市の工務店さんです。そして東村山市と言えば、志村けんで有名ですね。
こちらが相羽建設さんの「木造ドミノ住宅」のモデルハウスです。

「木造ドミノ住宅」は2007年のグッドデザイン賞を受賞しました。OMソーラーの集熱ガラスを載せたトンガリ屋根が特徴的ですね。最大の特徴は60万円/坪の価格。OMソーラー搭載で、長期優良住宅先導的モデル仕様がこの価格。ハッキリ言って脅威です。
相羽建設さんは、OMソーラー搭載の住宅で小さな街をつくる「ソーラータウン」に取り組んでいらっしゃいます。こちらがその始まり「ソーラータウン久米川」です。

「ソーラータウン久米川」は、「売建(うりたて)」と言って、土地の買い手がきまってから希望の住宅を建築しました。しかし土地の買い手が決まる前に土地に木を植え、それありきで住宅を計画するのを条件としたそうです。又、本来ならば21区画としたいところをあえて19区画とし、一筆一筆をゆったりとした敷地としました。その他にも門扉やカーポートを設けないなどの建築協定により街並みが守られています。
そしてこちらが「むさしのiタウン」。都営住宅の新築コンペで勝ち取ったプロジェクトだそうです。これが「木造ドミノ住宅」の開発のきっかけになったそうです。

「木造ドミノ住宅」が軒を連ねる風景は圧巻です。
ソーラータウン構想はとても壮大で魅力的ですが、その基本はやはり「木造ドミノ住宅」に象徴される、徹底的に追求された商品価値だと思います。住まい手さんのニーズにあった費用対効果を追求すること。ともすると"高級志向"に偏ってしまい、ある意味住まい手さんを選ばざるを得ない私達の住まいづくりにとって、今最も大きな課題の一つのヒントを見せてもらいました。
相羽建設の皆さん、2日間、本当にありがとうございました!
中島 大地
追伸
「プロジェクト2K」、始動の予感。