現地時間5月3日、NBAの今シーズンのMVPが発表されました。我らがゴールデンステイト・ウォーリアーズのステフィン・カリーです!候補の対抗馬を見てもやっぱりカリーが群を抜いているとは思っていましたが、スティーブ・カー監督が年間最優秀監督賞を逃したことで少々不安にもなりました。受賞してしまえば当たり前のような気持ちにもなりますが、私のGSWファン苦節20余年の間にMVPを受賞したウォーリアーは他にいないほどの快挙です。
*画像はFBより借用

ステフィン・カリー。名シューター、デル・カリーを父に持ち、学生時代より脚光を浴びて来たサラブレッドですが、ここ数年で更にスター選手としての存在感が増してきました。特に身体能力に優れているわけではないですが、その卓越したボールハンドリングとシューティングセンスから繰り出されるプレイ、そして予めシナリオでもあるかの如きクラッチぶりは、観る者全てを魅了します。今シーズン途中で引退したスティーブ・ナッシュの後継者として私達アジア人には希望の星です。
カリーのMVP受賞は、GSWの快進撃なしには語れませんし、逆もまた同様です。リーグ全体での最多勝利、67勝でフランチャイズ史上最多勝利、フランチャイズ記録の16連勝、トンプソンの史上最多の1クォーター37得点、ルーキー監督の最多勝利、カリー自身の持つスリーポイントのシーズン最多成功記録の更新、そしてついでにオールスターの3ポイントコンテストでのカリーの優勝、等々。様々な条件が上手くかみ合ってのチームの快進撃であり、そのクレジットは20余年前のどん底からチームを立て直したマネジメントにも捧げるべきです。
NBAプレイオフもいよいよセカンドラウンドが始まりました。GSWはMEMグリズリーズとの初戦に快勝。そんな折りのカリーのMVP受賞が更なる追い風になること間違いなしです。先走りは禁物ですが、これはもしかすると、もしかしそうです。
まだまだ楽しませて下さいよ。Go, Warriors!
中島 大地