この時期恒例の「暮れの元気なご挨拶」の合間に、映画「寄生獣」を観て来ました。写真は以前小熊(シャオション、倅のこと)が買ってくれたスマホ用ストラップです。事情を知らない人には気持ちが悪いだけでしょうが。

私が中学~高校生の頃に漫画で連載していた「寄生獣」がきっかけで作者の岩明均氏が好きになり、「七夕の国」、「骨の音」、「雪の峠/剣の舞」、「ヘウレーカ」、そして現在連載中(一向に新刊が出ませんが)の「ヒストリエ」まで、ほとんどの作品を持っています。現在TVで放送中のアニメ「寄生獣セイの格率」も毎回欠かさずネット動画で観ています。そんな私にとって待ちに待ったこの映画版ですが、漫画が原作の映画化と言えば「20世紀少年」の例もあり少々不安もありました。
蓋を開けてみれば、キャスティング良し、ストーリーテリング良し、VFX良しで、とてもとても楽しめました。主役の泉と村野のキャラは現代風に少々アレンジされていたり、尺の都合からか登場人物が数名割愛されていましたが、それらもアニメ版とは違ったオリジナリティーとして不自然感なく楽しめました。特に阿部サダヲのミギーは最高です。アニメ版のミギーの方が原作には近いような気がしますが、阿部サダヲそのままのミギーは映画版の見所その1です。しかし要所の決め台詞は原作そのままで、やはり原作の地力あってのオリジナリティーです。引き込まれました。
後半となる「完結編」は来年4月25日公開。予告編から察するに大筋原作通りの内容となりそうですね。そうであるべきだと思いますし。これは待ち遠しい!
中島 大地