私達の目指す住まいづくりの大前提の一つ"自然エネルギーの積極利用"として最も注目しているのが太陽熱利用です。6月に誕生した長久手Studioではノーリツの太陽光発電+太陽熱利用の「ダブルソーラー」を採用しています。
今日は更なる発展を目指して、「そよ風」のメーカー環境創機さんにお手伝い頂き「そよ風勉強会」を開催しました。東京支店・神戸支店から5名が参戦し、合計9名の勉強会となりました。友社長、加藤さん、この度は本当にありがとうございました。

「そよ風」は、屋根面でつくった熱を空気に乗せて床下まで運び、家全体をほんのり温める空気集熱型太陽熱利用システムです。その業界では草分けであるOMソーラーシステムが有名です。今回の勉強会の目玉は「そよ風2」。その名が示す通り「そよ風」の進化版で、システムがシンプルで小振りになり、私達のお勧めする真天井にもマッチしやすいシステムになりました。

勉強会もう一つの目玉が、最近開発され現在モニターを募集している「そよ換気」。換気・循環・排気を行う換気扇に太陽熱利用を加えたもので、「そよ風2」の1/3の費用で1/3の性能を発揮するシステムです。全室床下暖房の元祖「そよ風2」ほどの効果はありませんが、基礎に蓄熱せず居室に直接温風を吹き出す局所暖房として計画すれば、元祖よりも更に採用しやすくなります。早速採用したいシステムです。

3時間に及ぶ「そよ風勉強会」を終え、神戸支店からの刺客4人を交え長久手Studio品評会が始まりました。現在新拠点を計画中の神戸支店の面々には良い刺激になったのではないでしょうか。

地域材の活用と低炭素化、省エネと自然エネルギーの活用。住環境+αの住宅価値を求めて、一つ一つ私達の答えを形にして行きたいと思います。
中島 大地 〇