加子母発の木造建築に惚れ込んだオーストラリア人マイト、ジョンさんとのプロジェクト「Kashimo Studio」。今回4棟分を輸出するにあたり、ジョンさん夫妻が(協)東濃ひのきの家を訪れ、梱包方法に関してすり合わせをしました。

たかが梱包と侮ることなかれ。豪州に木材を輸出するには燻蒸処理が必要で、加子母からのトラック輸送、燻蒸処理、コンテナの積み下ろしと、梱包方法一つで費用が大きく変わります。そこでジョンさんが考案したパレットを自身で作り私達に示してくれました。その上パレットは総桧で、木材が目的地に着いた後はパレットを解体して造作材として再利用します。プロジェクトは4年目を迎え、ジョンさんの桧愛と技術へのこだわりで更に進歩しています。
中島 大地