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ブログトップ > アーカイブ - 2019年06月

杉の木遣い

2019年6月18日(火) ◯  

2012年2月から続けている木材センター会議は、今回で115回を数えます。工務店、木材加工工場、そして製材所の代表者が対等な立場で本音の話をぶつけ合い連携の強化を図ることが主な目的です。思えば加子母が育む「完結型林業」の基軸を成す会議と言えます。近頃は継続と蓄積の成果が感じられるようになり、課題の質も高くなってきたと思います。

昨日の会議では、杉の採用基準を検討しました。「中島とつくる家」の主役はこの地域の桧と杉であり、使用量としては構造材・造作材共に杉の方が多く、杉の使い方は価格はもとより作風にも大きく影響します。杉には、節の目視等級以外にも、赤身と白身の違いがあり、またそれらが混在する「源平」という等級があり、更には赤身にも薄桃色から黒っぽいものまで様々です。また「葉節(はぶし)」という小さな節を含む物もあり、これらの特徴を踏まえてどのように杉を利活用するかは会議発足当初からの課題でした。今回はこれらの特徴を表すサンプルを比較し、「中島とつくる家」における杉の採用基準を具体的に検討しました。

190617-杉検討会

検討の結果、源平は良し、但し赤身は黒すぎないように、葉節は控えめに、というのが内装材における概ねの目安になりましたが、やはりどこの部分に使うかを踏まえて一物件の中で総合的に判断することが大切です。

無垢材に二つと同じものはなく、その意味で杉は“無垢感”に満ちた素材です。その特有の魅力をどのように表現するかは山元の工務店の力の見せ所です。もちろん木材資源の利活用の観点も鑑みながら、中島工務店としての杉の採用基準を引き続き探っていきたいと思います。

中島 大地

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Author:terrajapan
1974年9月20日生まれ
寅年・乙女座・O型

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