先日、築17年目のお住まいの外部木部の再塗装をご用命頂きました。建物の形状や仕上げ方法によってその時期は多少異なりますが、外部に無垢材を使っている建物、特に純和風の建物は、可能であれば10年前後、遅くとも15年前後で塗り直しをお勧めしたいものです。
この時期になるとツバメが日本を訪れます。これもいわゆる"インバウンド"でしょうか。住まい手さんは長年ツバメの巣に苦慮してきましたが、この度もうツバメとは戦わないと決めたそうです。そこで塗装工事用の外部足場がある内にセンガイ(またはセガイ)の上に保護板を取り付けました。するとすかさずツバメが数珠つなぎで訪れ、あちらこちらにせっせと巣をつくり始めました。

巣をここまで作るのにわずか2日。その効率、そのひたむきさ、見習うべき生きる姿勢があります。
中島 大地