「平成29年度加子母域学連携活動報告会」に出席しました。「域学連携」は"域"(加子母)と"学"(大学)が連携して加子母の課題等に取り組む事業で、取組み自体がいつ頃から始まったのは分かりませんが、このブログを遡るとこの報告会は2014年から開催しています。年を重ねるにつれて関係者が増え加子母も賑やかになって行き、今年度は1年で延べ4,000人を超える学生が加子母を訪れたそうです。

名城大学、(一社)aichikara、大正大学地域創生学部、日本福祉大学千頭ゼミ、名古屋工業大学藤岡ゼミ、そして10大学から成るかしも木匠塾から報告がありましたが、他にも蔵野美術大学、東京芸大、マレーシア語学大学等も加子母で活動しました。
報告会の総評で、日本福祉大学の千頭先生が「なぜこれだけの人が加子母を訪れるのか」と投げかけました。23年目を迎えたかしも木匠塾に象徴されるように、加子母には早くから"よそ者"に対してオープンな気質があるんだと思います。現にこの規模の集落にしては移住者も多いと思います。様々なきっかけで様々な人々が加子母を訪れてくれることは地域の誇りであり、活力であり、田舎に必要な客観性を与えてくれます。
中島 大地