アメリカプロバスケットボールリーグNBAのシーズンがいよいよ開幕しました。*写真はFBのNBAページより拝借。

今シーズンの話題その1は、なんと言っても"キング"ことレブロン・ジェイムズが古巣クリーブランドに移籍したことでしょう。東地区から西地区への移籍でリーグ全体のパワーバランスが大幅に変わることでしょう。同じくクリーブランドに移籍したケビン・ラブと、2シーズン前の新人王カイリー・アービングの3人による新"ビッグスリー"のかみ合わせによってはクリーブランドがいきなり優勝候補になりそうです。
もちろん昨シーズンの覇者SAスパーズも相変わらずの安定感で優勝候補の一角でしょう。最近はめっきり年輩扱いされるようになったティム・ダンカンの頑張りには同年代の私も励まされますし、まさにチームの浮き沈みの鍵となるでしょう。
十字靭帯断裂と半月板断裂でここ2シーズンのほとんどを欠場したデリック・ローズと、昨シーズンのほとんどをアキレス腱断裂で欠場したコービー・ブライアントの二大スターの復帰も観物です。衰えが囁かされるコービーは反骨精神丸出しで気合い十分。ローズはすでにUSA代表として世界選手権に出場して結果を残しています。常勝チームのレイカーズとブルズのどちらにも優勝のチャンスはありそうです。
残念ながら、昨シーズンのMVPケビン・デュラント、昨年のファイナルMVPクワイ・レナード、INDペイサーズの主軸ポール・ジョージらは怪我でしばらく欠場。それよりも残念なのが、今シーズンでの引退が囁かれていた40歳のスティーブ・ナッシュがプレシーズン中に背中を痛めて今季絶望。む、む、無念。
個人的には例年通りGSウォリアーズに期待大です。ここ数年好調を維持している我らがGSウォリアーズは、51勝した昨シーズンのスターティング5がそのまま残りながら控え選手が充実したので、昨シーズンあと一歩のところで落とした接戦を今シーズンはいくつもモノにできそうです。何より、すっかりNBAの顔となったステフィン・カリーと、成長著しいクレイ・トンプソンのNBA屈指のバックコートコンビ"スプラッシュ・ブラザーズ"は観ていて楽しいですし、イグドラ、リー、ボガットを含めたタレント揃いのスタメンには期待大です。
とにもかくにも、楽しみ満載のNBA2014-1025シーズンの開幕です。
中島 大地