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ブログトップ > アーカイブ - 2013年02月

私の一年戦争。

2013年2月24日(日)

ガンダムファン、ガンダムマニア、ガンダムフリーク、ガンヲタ。様々な呼び名がありますが、いわゆる"同志"の間で現在最も熱いガンダム作品が機動戦士ガンダムユニコーンです。2010年にOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)で始まったこの作品(原作小説は2007年)は、年に2話のペースで発表され、現段階の最新は昨年5月公開の第5話「黒いガンダム」です。

待ちに待った第6話「宇宙(そら)と地球(ほし)と」の先行上映はいよいよ3月2日からです。待ち切れない私は3月1日の「前夜祭」を予約しました。チョット大きな出費でしたが、それはそれ。約1年の会えない時間の寂しさを、BD鑑賞、ガンプラ作成、同志との熱い談義で何とか凌いできた私の「一年戦争」もようやく終わりを迎えます。

それにしても、アニメーション作品をこれほど待ち遠しく思ったことはありません。約30年前、物心付いた頃にはすでに「ガンダム」の再放送が毎日やっていて、「ガンダム」は否応なく私の生活の一部でした。毎回ロボットアクションを楽しみにしていましたが、そのストーリーは小学生低学年には少々難解で、再放送を何度も観ながら徐々にストーリーを理解しました。"感動"というよりはむしろ"理解"でした。対し「ユニコーン」は、「ガンダム」で育ち、宇宙世紀と言う舞台を理解し、30代となった私にとって初めての「ガンダム」作品です。

さて、「ユニコーン」の原作はすでに完結しており、その成功の噂は方々で耳にします(但し情報は完全にシャットアウトしていますが)。もちろんOVAも空前の成功を収めています。これらの成功は原作者の福井晴敏氏の存在抜きには語れません。福井氏が江戸川乱歩賞受賞作家である前に、大のガンダムファン(厳密には富野由悠季ファン)であったことが、宇宙世紀100年の歴史、そして「ガンダム」30余年の歴史の上に何の矛盾も抵抗もなく新生「ガンダム」を築くことができた最大の理由でしょう。

「ユニコーン」は、まさに宇宙世紀における大河ドラマです。"ファースト世代"にこれだけ支持されるのは、スペースノイドとアースノイドの対立、ニュータイプとオールドタイプの対立等、宇宙世紀100年の歴史の必然性の上に成り立つ物語であるからでしょう。"赤い彗星"、ミネバ・ザビ、ブライト艦長、カイ・シデンらの登場も、「ファースト」世代に媚びるための"友情出演"ではなく必然と言えます。

「ユニコーン」の魅力の一つは、ユニコーンとバナージの関係性です。「ファースト」におけるアムロとガンダムの関係は、エースパイロットと高性能ロボットだったのに対し、「ユニコーン」におけるバナージとユニコーンは"パートナー"です。ユニコーンがバナージにしか操縦できない機体であることは誰もが憧れるところですし、ユニコーン自体にあたかも人格があるかのように扱われているのも素敵です。「俺に力を貸せ、ガンダム!」や「やれるな、ユニコーン!」といった台詞を聞くたびに鳥肌が立ちます。

ストーリーにも地力を感じます。全編を通じ「ラプラスの箱って何?」と常に考えさせられます。数々の名場面にも感動させられっぱなしです。第5話で言えば、第1話での出会いを追体験させるミネバの救出シーン、ダグザさんやギルボアさんの"再登場"、ジンネマン大尉とマリーダさんの師弟愛。もちろん言わずと知れたカトキハジメ氏のMSデザイン、メカアクションのコリオグラフィー、心を鷲掴みにする台詞、澤野弘之氏による壮大な音楽等、30余年の「ガンダム」シリーズの集大成を感じます。先行上映や先行配信、関連ゲームやコンサート等のマーケティング手法も画期的です。

そんなこんなで、第6話「宇宙(そら)と地球(ほし)と」が楽しみです。同志諸君、当ブログでの「前夜祭」リポートを待たれたし。

中島 大地

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Author:terrajapan
1974年9月20日生まれ
寅年・乙女座・O型

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