昨年(だと思いますが)、国が今後建築する公共施設に積極的に木造を採用する法律をつくりました。それを受けて、現在岐阜県がそのマニュアル作成に取り組んでいるそうですが、その一環として、非営利活動法人WOOD ACさんが、加子母の大型木造公共施設を見学に来てくれました。
「せっかく加子母に来たのだから」と、まず、今年の4月に操業を開始した「森の合板工場」を見学。日本初の国産材専門の合板工場です。合板工場が内陸にあるのも国内初。予定の1時間を大幅に超え2時間、佐藤工場長さんが大変勘熱に説明して下さいました。

最後は全員で記念写真。「森の合板工場」さん、ありがとうございました。

昼食は「道の駅かしも」にて。やっぱり「けいちゃん定食」でしょ。ここのけいちゃんは私好み。すっかり寒くなったので、トマトソフトは今回は見送り。

午後の部最初の見学場所は「ふれあいの館かしも」、通称「やかた」。写真を撮り忘れました。西設計(高山市)の当時の設計担当者は現在弊社社員でして、その社員を交え当時の経緯を生々しく説明してもらいました。
次は「加子母小学校」。昼休み真っ最中で、活気がありました。

そして小学校のお隣の「食と文化の館」。給食センターです。

最後は「ふれあいコミュニティーセンター」。言わずと知れた安藤忠雄建築研究所設計の福祉施設です。

加子母の大型木造公共施設4作品の見学を終え、(協)東濃ひのきの家へ。構造材加工工場と集成材工場を一回り見学した後、質問タイム。この時間がもっととれれば良かったんですが。

初めての「森の合板工場」見学、そして総合事務所の担当さんの説明付きの施設見学、そして工務店としての本音を少々聴いてもらえた、大変大変有意義な一日でした。それにしても、これだけの大型木造公共施設があるのは、加子母ならではですね。
中島 大地