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JOKER

2019年10月19日(土)  

すでにベネチアで金獅子賞を受賞している話題作ジョーカーを観ました。主演のホアキン・フェニックスは、2000年のアカデミー賞作品賞に輝いた「グラディエーター」の親殺しの悪い皇帝の役で、主演男優賞を受賞したラッセル・クロウを凌ぐ演技を見せて以来好きな俳優の一人です。とは言え、「グラディエーター」以来の出演作は思い出せませんが。

*写真はネットから拝借
JOKER.jpg


「ジョーカー」は、位置付けとしては一応「バットマン」のスピンオフですが、決してDCムービーの典型ではありません。このところ往年のヒーロー物をリアルタッチでリメイクする作品が流行っていますが、それらとも明らかに一線を画しています。前評判の通り、ホアキン・フェニックスの一人芝居が見所の半分です。ジャック・ニコルソンやヒース・レジャー他が演じて来たジョーカーとはしっかりと同一線上に位置させ、それでもホアキン・フェニックスのエキスをしっかりと注入したジョーカーには否応なしに同情させられます。今年のアカデミー主演男優賞候補筆頭には十分頷けます。

親思いの心優しいアーサーがずっと封じ込めて来たダークサイドに少しずつ歯止めが利かなくなって行く様は「タクシー・ドライバー」のトラビスと重なり、紆余曲折の後コメディ・ショーに出演する件には「キング・オブ・コメディ」を連想しました。助演にロバート・デ・ニーロを起用したキャスティングには、往年の映画ファンをくすぐる粋な計らいを感じます。

念のため申し上げますと、見応えのある映画ですが、DCムービーに期待する勧善懲悪とは真逆の、2時間ずうっと心地の悪い映画です。鑑賞の際にはある程度の覚悟が必要かも知れません。

中島 大地

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「Once Upon a Time in...Hollywood」

2019年8月31日(土)  

クエンティン・タランティーノ監督の待望の新作ワンス・アポン・ア・タイム・イン...ハリウッドが昨日封切られ、早速今日観てきました。生涯で10本の映画を監督すると公言しているタランティーノ監督の9作品目で、「イングロリアス・バスターズ」のブラッド・ピットと「ジャンゴ・アンチェインド」のレオナルド・ディカプリオが満を持して初共演した作品です。

*写真はネットから拝借
once upon a time in hollywood

いやぁ長かった。タランティーノ作品は基本的に2時間を大幅に超えますが、本作も例外ではありませんでした。ドリンクのラージを飲んでしまった私は我慢できず途中でトイレに立ちました。

感想をしっかりと述べるには最低でももう1回観る必要がありますが、速報としては、良かったです。タランティーノ監督のエキスと遊び心がたっぷりでしたし、60年代のハリウッドの再現も良かったです。レオナルド・ディカプリオの盛りを過ぎた中年っぷりに甚く共感しましたし、シワが目立つようになってきたブラッド・ピットのロバート・レッドフォードを思わせるダンディさに惚れました。魅力のある監督には魅力のある俳優が集うんだと改めて納得しました。

タランティーノ作品にはいつもオマージュやパロディといった小ネタがあちらこちらに仕込まれています。BDが出た暁にはそれらをチェックしながら観直したいと思います。

中島 大地

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「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」

2019年8月5日(月) ◯  

今週末からいよいよお盆休みが始まります。毎年この時期には我が家では家族旅行を計画しますが、どうやら今年は特になにもないようです。代わりにとばかりに、昨日はこの週末封切りとなった映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」を観に出掛けました。熊(ション、家内のこと)も誘いましたがあまり興味がないようで、小熊(シャオション、倅のこと)と二人のお出掛けとなりました。

いつ以来か思い出せないほど久しぶりの二人きりを私の方が楽しみにしていて、数日前から色々と計画を立てていました。まず昼食は、小熊の「いきなりステーキ」デビュー。

190804-いきなりステーキ

映画館には余裕をもって到着したので、チケットを買ってからスイーツでも...と思いましたが、「んじゃ、そういうことで」的に小熊が一人の時間を主張したのでここで別れて、私は一人寂しくモールをウロウロしました。

190804-UFOキャッチャー

そして映画。ゲームの「ドラクエ」は、私が小学生の時に初代をプレイしただけでさほどハマったというわけでもなく。一方小熊はプレイすらしたことがなく、「ドラクエ」への思い入れは二人とも皆無でしたが、それでも小熊は映画をとても楽しんだようで、帰りの車では二人で映画の感想を述べ合いました。映画のクオリティはさて置き、親子に久しぶりに共通の話題を提供してくれた「ドラクエ」に感謝しています。

90804-ドラゴンクエスト

中島 大地

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「キツツキと雨」

2019年7月6日(土)  

先日、役所広司・小栗旬ダブル主演の映画キツツキと雨(2011年公開)を観ました。ロケ地の一つが加子母ということもあって、観なきゃと思いながらも後回しにして、気が付けば早や8年経っていました。

190704-キツツキと雨

山村を舞台にしたシリアスタッチのヒューマンドラマで、杣人を志す若い小栗旬と先輩の役所広司が、衝突しながらもお互いに成長していく物語...近頃は敬遠し勝ちな類の映画と勝手に思い込んでいました。

しかし先日、同じく沖田修一監督で、付知町生まれの画家・熊谷守一を描いた「モリのいる場所」(2018年公開)がとても面白かったので、「キツツキと雨」にも俄然興味がわきました。実際観てみると、私の先入観からは真逆の映画でした。独特の間合い、独特の脱力感、8年間の思い込みがいい意味で裏切られました。

中島 大地

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「THE SHAPE OF WATER」

2019年2月23日(土) 〇  

アメリカ最大の映画祭・アカデミー賞の授賞式を数日後に控え、このところWOWOWでは過去の受賞作品を特集しています。その内の1本で、昨年の作品賞シェイプ・オブ・ウォーターを観ました。主題も興味深く評判も上々だったので公開当時劇場で観たかったんですが、忙しさに負けて結局観れずじまいでした。

*写真はネットから拝借
190223-Shape of Water

「シェイプ・オブ・ウォーター」はアカデミー賞作品賞の受賞作品の中では異色とも言えるサイエンス・フィクションですが、その枠にとらわれない映像美や心地良い音楽、飽きさせないテンポと、映画としてのクオリティも申し分なしです。主題である人間と半魚人の禁断の愛が表現しているのは、差別と偏見という人間の本質。禁断であればあるほど、奇異であればあるほど、主人公イライザの健気さが浮き彫りになります。

その他にも、唖者への差別、黒人の差別、同性愛者への差別と、いくつかの伏線があります。その上、ギレルモ・デル・トロ監督がメキシコ移民だというのも伏線ではと思うのは勘ぐり過ぎでしょうか。

「シェイプ・オブ・ウォーター」、心に残る作品です。

中島 大地

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Author:terrajapan
1974年9月20日生まれ
寅年・乙女座・O型

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