着工から9ヶ月目を迎える「養老の家」はいよいよ工事が最終段階を迎え、現場は日々多数の職人さんで賑わっています。造園工事では数寄屋門から玄関までの間の庭が形付き、いよいよ完成へのカウントダウンが始まった感じがします。
「中島とつくる家」では、工事を進める上で変更が発生することがよくあることです。目の前で姿を現す建物を見ながら客様の実感が増し、新たなご要望が湧いてきます。そんなお客様のご要望に積極的に向き合うのが私達のモットーです。「養老の家」も例外ではなく変更箇所がいくつかありましたが、中でも造園工事では大きな変更がありました。
と言うのも、お客様の現在のお住まいの庭にあった石や植栽をふんだんに採用させて頂いたからです。これは設計段階では予定していなかったことでしたが、完成に近付く中でお客様からご提案頂き実現しました。現在では手配困難な大きな石や、数十年掛けて育った黒松が、私達が当初提案していた庭に更なる厚みをもたらしました。嬉しい誤算です。
作庭家は中津川市の石松苑の安江美直さんです。
中島 大地 〇